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インタビュー わたしの仕事と日常

2025.08.14

【わたしの仕事と日常 #08】若手社員座談会(日常編)

【わたしの仕事と日常 #08】若手社員座談会(日常編)

目次

    日揮ホールディングス(以下、日揮HD)は、サステナビリティ関連の新事業の創造を担うため、2019年10月にサステナビリティ協創部(現サステナビリティ協創オフィス:SCO)を新設し、様々なサステナブル分野の取り組みをおこなっています。今回は、SCOで働く若手社員6人による座談会の後編です。業務を通しての学びや入社後の会社の印象、プライベートの過ごし方などをざっくばらんに語っていただき、最後に日揮グループやSCOでの業務に関心のある方に向けてメッセージをいただきました。(司会:サステナビリティ協創部 森田光雄)

    社会課題の解決につながっていると感じる瞬間

    ――SCOの仕事は、社会課題の解決にも深く関わっていますが、皆さんは社会課題の解決に貢献しているなと感じることはありますか。

    小川:私が担当している廃プラスチック油化事業は、リサイクルが困難であった廃プラスチックを再資源化する取り組みであり、限りある化石資源の代替・資源の循環といった点で社会課題の解決に繋がっている仕事であることを実感しています。

    ――廃プラスチックの資源循環ですね。バイオメタン事業についてはどうでしょうか。

    石崎:私が担当している国内のバイオメタン事業は、家畜糞尿が適切に処理しきれなくなり放置された結果、土壌汚染や水質汚濁に繋がるという社会課題を解決することができます。この事業は農家さんからご相談が当社に来たことから始まっています。従来、家畜糞尿は堆肥化処理され、肥料として農家さんに使ってもらうという仕組みで回ってきましたが、時代と共に農家さんが減少していく中で需給バランスが崩れてきたことが背景にあります。

    ――なるほど。課題に直接アプローチしている感覚がありそうですね。北郷さんのCCSプロジェクトはいかがですか。

    北郷:石油・天然ガスの増産を伴わないCCSは製品を生まない分、事業としての意義を問われる難しさもありますが、それでも排出されるCO2を根本的に減らせる点で、価値のある取り組みだと考えています。

    岡田:そうした意味では、バイオメタンの良いところは、バイオメタンを使いながら同時に脱炭素出来るところだと思いますね。

    ――確かに、そういう違いはありますね。天津さんの熱供給事業はどうですか。

    天津:私が担当している熱供給事業は、昼間の太陽光発電などで生まれた余剰電力を熱に変換して貯蔵し、その熱をクリーンな蒸気としてお客様に24時間供給するという取り組みです。再生可能エネルギー由来の電気からつくった蒸気はCO2を排出しない熱源になりますから、お客様の脱炭素の課題を解決するご提案ができていると感じています。

    海外・国内出張での学び

    ――すでに海外出張に行った人はいますか。

    天津:現場研修でアメリカ、出張でイギリスとイスラエルに行きました。特にイスラエルのでは、現地パートナー企業の工場視察や本社訪問をして対面で事業の話ができたので、良い経験になりました。

    ――実際に現地に行ってみると、聞いていた話と違うこともあったりしますからね。

    天津:そうですね。聞いていた話よりも工場の設備がうまく稼働していなかったり、自動化されていると聞いていたのに実際は手作業での調整が必要だったりと、実際に現地に行かないと分からなかったこともたくさんありました。

    ――天津さんの他に、海外出張の経験がある人はいますか。

    岡田:私は、プロジェクトの関係で現地調査やトライアル、視察などの目的で、インドネシアに7回ほど出張しています。そのうちに2回は単独出張でした。

    ――入社3年目で7回も海外出張しているのは、同期の中でもかなり珍しいかもしれないですね。国内出張がメインという人はいますか。

    石崎:私は頻繁に国内出張している方だと思います。バイオメタン事業のプラント建設候補地の視察や土地造成計画の検討、行政との事前協議や許認可関連の対応、社外関係者との会議や交渉などをしています。

    入社後の印象・会社の魅力

    ――日揮HDに入社してから数年経って、印象と違ったなと思ったところや、ここは魅力だなと思ったところはありますか。

    グレン:入社後の研修プログラムがとても充実していて、基礎から応用までしっかり学べたのが印象的でした。最初は、研修期間が長いなと思っていたのですが、結果的にとても役に立ったので、もし機会があれば再受講したいと思っているほどです。

    天津:上司との距離が近く、若手でも意見を言いやすい風通しの良さがあります。会社にとって良い提案であれば、社歴に関わらず受け入れられる土壌があり、若いうちからやりたいことにチャレンジできるのが魅力です。

    ――日揮グループの社風として「風通しの良さ」を挙げる人は多いですね。小川さんは何かありますか。

    小川:エネルギーから宇宙まで、事業分野が非常に広く、興味のある分野があれば自ら手を伸ばすことで、関わるチャンスを得られるのも良いところです。やる気次第で、仕事の幅を広げやすい会社だと思います。

    プライベートの過ごし方

    ――では、仕事以外の時間についても聞かせてください。皆さん、土日はどんな風に過ごしていますか? 仕事とプライベートの両立はバランスよく出来る環境でしょうか。

    石崎:私は最近、GWとあわせて2週間の休暇を取って、新婚旅行でハワイを満喫してきました。まとまった休みが取れるのはいいところだと思っています。

    ――日揮HDでは、35歳、45歳、55歳のタイミングでそれぞれ3週間、4週間、5週間のリフレッシュ休暇も取れるので、私は35歳と45歳でも長期の一人旅に行きました。もちろん奥さんの了承のもとで(笑)。天津さんは、仕事がない日はどんな風に過ごしていますか。

    天津:私は関西出身で就職を機に関東に来たので、週末は東京近郊をぶらぶらしています。鎌倉に写真を撮りに行ったり、東北方面へのアクセスが良いので小旅行に出かけたり。あと、マッチングアプリも活用して交友関係を広げています(笑)。

    ――たしか、会社の福利厚生でマッチングアプリの補助が出るんですよね。いい時代になりましたね。この中で、独身寮に住んでいる人はいますか。

    小川:座談会に参加しているメンバーの中では、私を含めて3人が寮に住んでいます。寮ではラウンジで一緒に料理を作って食べたり、庭でBBQをしたりしています。ジムや雀卓もありますし、結構充実しています。食堂も安くて美味しいのでありがたいです。

    ――寮生活をすると、同期だけでなくて先輩・後輩とも自然につながりができるのがよいですよね。会社のクラブ活動に参加している人はいますか。

    北郷:私は、会社のランニングクラブに入りました。普段は、終業後に集まったメンバーで、みなとみらいの夜景を見ながら会社から山下公園のあたりまでを走ったりしています。

    ――他にも、会社のクラブに入って活動している人はいますか。

    石崎:私はサッカー部に入っています。部員は100人以上いて、その中でも一部の異常に元気な先輩方に連れられ、昼休みに走ってボールを蹴りに行くこともあります。ちなみに今日の昼休みは、同じくサッカー部に入っているSCOの先輩と、会社の地下で筋トレをしました(笑)。

    小川:私は釣り部とマウンテンバイク部に所属しています。釣り部では、定期的に釣り船を貸し切って旬の魚を釣りに行きます。大漁のときは釣った魚を寮で調理してみんなで宴会をすることもあり、とても楽しい時間ですね。マウンテンバイク部では、山に行って大自然の中自転車で斜面を下ったりキャンプをしたりと、とても気持ちの良いアクティビティができます。どちらも熟練の先輩方がいるので、いろいろなことを教わりながら一緒に楽しんでいます。

    ――楽しそうですね。クラブ活動を通して、年齢の離れた人や違う部署の人と接点ができるのはいいですよね。部活動以外のコミュニティに参加している人はいますか。

    天津:私は入社当初、「JGC3.0」という社内コミュニティによく参加していました。社外との橋渡しをするような緩やかな勉強会やイベントがあって、SCO以外の人たちともつながれました。社外では、みなとみらいの企業で働く人たちが集まる「OneMM」というコミュニティによく顔を出しています。みなとみらいには意外とたくさんの会社が集まっているので、社外の人との交流が広がって楽しいですね。

    ――グレンさんは、大洗研究所にいた時は、何かコミュニティなどに入っていましたか。

    グレン:会社のクラブではないのですが、地域のバスケットボールサークルに入って、終業後に練習をしたりしていました。高校生からシニアまでメンバーが幅広く、とても楽しかったです。

    メッセージ|日揮グループやSCOに関心のある方へ

    ――それでは最後に、これからこの会社を目指す方やSCOに興味のある方に向けて、一言ずつメッセージをお願いします。

    天津:若手のうちから挑戦できる環境が整っています。エネルギーの課題に向き合いたいという方には、国内企業の中でも一番近くで関われる会社だと思います。自分で考えて提案して、実行までできる。そういう環境で成長したい方には是非来ていただきたいです。

    石崎:SCOは日揮HD直属なので、日揮グループ全体の方向性を見ながら事業開発ができるというのが一番の魅力です。役員レベルの方も同じフロアで執務していて、日常的に会議していますし、私のような若手の意見も真摯に受け入れてもらえる環境なので、とても働きやすいと思います。

    岡田:SCOの各チームは単独でプロジェクトマネジメント、技術検討、見積もり、契約など事業開発に必要なありとあらゆる業務をこなす「何でも屋」なので、その中で自分にぴったりハマる仕事に出会える可能性が高いです。自分の強みを活かせる担当・フィールドが必ず見つかると思うので、ぜひ来てほしいですね。

    小川:この部署は、楽しく、そして成長できる環境が本当に整っていると感じます。自分のやりたいことや少しハードルの高いことに対しても、上司、先輩の皆さんに心強いサポートをいただきながら挑戦できる。そんな土壌がここにはあると思います。

    グレン:自由に働けるところが魅力です。フレックス制度や有休取得の自由度も高いですし、論理的に話せば、上の方々もちゃんと耳を傾けてくれます。自分の意見を持って行動したい人には、ぴったりの環境だと思います。

    北郷:SCOには本当に色々なバックグラウンドを持った個性豊かな人たちがいて、話していて刺激になります。理系も文系も、電気もプロセスも混在している部署なので、多様性が好きな人には楽しい場所だと思います。

    ――会社の魅力というのは、やっぱり最後は「人」に尽きるのかもしれないですね。皆さん、今日は本当にありがとうございました。

    まとめ

    今回の記事では、サステナビリティ協創オフィスの若手社員6人に、事業を通じて社会課題の解決を目指すことについての想い、日揮HDに入ってからの印象の変化、プライベートの過ごし方などについて話していただきました。事業開発の内容や学生時代で学んだこととの関連性、業務の面白さ・難しさについて聞いたインタビュー前半はこちらをご覧ください。

    サステナビリティ ハブ編集部

    サステナビリティ ハブ編集部

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